「Kizukuの評判は実際どうなの?」「職人さんでも使いやすいって本当?」「チャット形式のメリットは?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Kizukuの評判・口コミを徹底調査し、チャット形式の使いやすさ、料金プラン、導入実績を紹介します。メリットだけでなく、デメリットや隠れたコストも正直にお伝えしますので、導入検討の参考にしてください。
関連記事: 施工管理アプリの評判比較まとめ|主要15アプリの口コミを徹底調査
関連記事: 使いやすいアプリのUI/UXの共通点|施工管理アプリで現場管理が変わる
関連記事: 建設現場のコミュニケーション改善|情報共有のコツを紹介
Kizukuとは?基本情報
Kizuku(キズク)は、コムテックス株式会社が提供する建築業向けの現場コミュニケーションアプリです。「建物を築く」という意味が込められた名称で、チャット機能をベースに現場管理を効率化するクラウドサービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Kizuku(キズク) |
| 運営会社 | コムテックス株式会社 |
| 導入社数 | 130,000社以上(2025年9月時点) |
| 対応業種 | 建築、住宅、リフォームなど |
| 特徴 | チャット形式でLINEに似た操作感 |
| CCUS連携 | ◎(建設キャリアアップシステム連携対応) |
| 対応端末 | PC(Windows)、スマホ(iOS/Android)、タブレット |
| 対象規模 | 中小規模(住宅会社向け) |
Kizukuは、大手ハウスメーカーをはじめ130,000社以上に導入されている実績があります。建設業専門にサービスを展開しているコムテックス株式会社が運営しており、現場のニーズを熟知した機能設計が特徴です。
Kizukuの料金プラン【注意点あり】
Kizukuの料金プランは、アカウント数に応じた3つのプランから選べます。ただし、初期費用や容量超過料金など、見落としがちなコストがあるため注意が必要です。
| 項目 | プロプラン30 | プロプラン50 | プロプラン100 |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 110,000円(税込)※全プラン共通 | ||
| 月額費用 | 22,000円(税込) | 33,000円(税込) | 55,000円(税込) |
| アカウント数 | 30アカウント | 50アカウント | 100アカウント |
| 基本容量 | 5GB(1GB追加につき1,100円/月) | ||
※アカウント数は、自社社員ユーザー数と協力会社数の合計でカウントされます。
※100アカウント以上の登録も別途見積り可能です。
※1現場トークの上限は50アカウントまでです。
⚠️ 料金に関する注意点
Kizukuを検討する際は、以下のコストも考慮してください。
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 110,000円(税込) | 全プラン共通で必須 |
| 導入支援サービス | 110,000円/日(税込)+交通費 | 操作説明講師派遣を依頼する場合 |
| 容量超過 | 1,100円/GB/月(税込) | 基本容量5GBを超えた場合 |
| オプション機能 | 別途費用 | 工程管理、報告書作成、受発注など |
特に容量超過料金(1GB/月1,100円)は非常に高額です。写真を多く使う現場では、すぐに5GBを超えてしまう可能性があります。
オプション機能(追加料金が必要)
Kizukuの基本機能はチャットと入退場管理が中心です。以下の機能はオプション(別途費用)となっています。
- 工程管理機能(オプション)
- 施工報告書作成機能(オプション)
- 電子受発注機能(オプション)
- 実行予算の計画・実績管理機能(オプション)
※工程管理や報告書作成など、施工管理に必要な機能を追加すると、月額費用が大幅に増加する可能性があります。
Kizukuの主な機能【チャット形式で使いやすい】
Kizukuの最大の特徴は、LINEに似たチャット形式で現場コミュニケーションができることです。
| 機能 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| グループトーク | 現場ごとにグループを作成、メッセージ・写真・図面・報告書を共有 | 基本機能 |
| ダイレクトトーク | 特定の職人と1対1でチャット、金額交渉など他者に見せたくない内容に | 基本機能 |
| 工程スタンプ | スタンプを送信するだけで作業の着手・完了を報告、文字入力不要 | 基本機能 |
| 既読確認 | 重要メッセージの「閲覧者」と「閲覧タイミング」を確認 | 基本機能 |
| 図面・写真管理 | チャット上で共有した写真・図面は自動で現場ごとに整理・保管 | 基本機能 |
| 入退場管理 | スマホで打刻、現場に誰がいるかリアルタイムで把握、CCUS連携対応 | 基本機能 |
| 工程管理 | 工程表の作成・管理 | オプション |
| 報告書作成 | 施工報告書・検査報告書の作成 | オプション |
| 電子受発注 | 発注書の作成・管理 | オプション |
「工程スタンプ」が職人さんに好評な理由
Kizukuの工程スタンプ機能は、文字入力が苦手な職人さんでも使いやすいと好評です。
- スタンプをタップするだけで作業開始・完了を報告
- 文字を打つ必要がないので、スマホ操作が苦手な方でもOK
- ある会社では「スタンプのみでチャット」ルールを設け、職人の利用率が向上
Kizukuの良い評判・口コミ
実際にKizukuを利用している企業の良い評判・口コミを紹介します。
現場に行かなくても状況がわかる
「現場での情報共有がしやすく、現場に行かなくても状況が分かる。上司も見れるのでアドバイスや改善指示などもやりやすいと思う。」
「現場監督が現場への巡回頻度が減らせることができ、事務処理をする時間が増えた。工程の把握もしやすくなった。」
電話連絡が大幅に減った
「課題だった工事の手配・依頼などの電話連絡の本数は大幅に減り、電話対応に充てていた時間が削減できた。」
「現場の状況を確認する際にわざわざ電話する必要がなくなり、現場と監督どちらの負担も減った。」
職人さんとのやり取りがスムーズに
「職人さんとのやり取りをチャットでできるようになったのがとても便利。」
「メールや電話、FAXなどのアナログなやり取りをツールのチャット1本に統一できる。」
スタンプ機能が導入の決め手に
「機能面での決め手は、間違いなく『工程スタンプ』です。当時の親方の顔を思い浮かべたときに、スマホでのテキスト投稿はなかなか難しいだろうなと。文章を打つ手間のないスタンプには、親方たちの利用のハードルを下げる効果があると期待できました。」
Kizukuの悪い評判・口コミ
Kizukuには、以下のような悪い評判・口コミもあります。導入前に把握しておきましょう。
通知が届かないことがある
「通知が届かなかったら、再ログインしないといけないので少し面倒です。」
「アプリを利用しているが、通知が届かないケースがある、写真も画像が粗くて見にくいなど改善して欲しい点が多い。」
アプリの動作が重い
「とにかく重い。写真をアップロードする際に固まる。アップロード中は当然保存できない。強制終了の繰り返し。」
登録作業がやや複雑
「登録作業がやや複雑なので、高齢のスタッフに使ってもらう際に苦労した。」
オプション機能を追加すると費用が高くなる
「施工報告書の作成や工程管理機能といった便利な機能はオプションになっています。必要な機能を追加していくと他の施工管理アプリと比べると少し費用が高くなります。」
スタンプの操作ミスに注意
「工程開始・終了のスタンプを忘れると別の工程が上書きされる仕様を改善してほしい。」
Kizukuのメリット
Kizukuを導入するメリットは以下の通りです。
メリット①:LINEに似たチャット形式で使いやすい
KizukuはLINEアプリに似た表示画面でメッセージ、図面、現場写真、報告書などをトーク上で共有できます。普段LINEを使っている方なら、違和感なく操作できます。
メリット②:スタンプ機能で文字入力不要
工程スタンプ機能により、スタンプをタップするだけで作業の開始・完了を報告できます。文字入力が苦手な職人さんでも、スムーズに情報共有が可能です。
メリット③:「言った言わない」を防止
チャットで重要な報告をすることで履歴に残り、「言った言わない」を防止できます。重要メッセージは「閲覧者」と「閲覧タイミング」も確認できるので、伝達漏れを防げます。
メリット④:写真・図面が自動で整理される
チャット上でやり取りされる写真や図面は、自動的に現場ごとに整理・保管されます。必要なときにすぐに過去の情報にアクセスでき、紙ベースでの管理と比べて紛失リスクも低減します。
メリット⑤:CCUS(建設キャリアアップシステム)連携
国土交通省が推進する建設キャリアアップシステム(CCUS)との連携機能を備えており、建設従事者の処遇改善対策にも活用できます。
メリット⑥:LINE WORKS連携に対応
2021年11月よりLINE WORKSとの連携機能が追加されました。LINE WORKSを利用している企業であれば、LINE WORKSのトーク画面からKizukuへメッセージや写真を送付できます。
Kizukuのデメリット・注意点
Kizukuを導入する際の注意点は以下の通りです。導入前に必ず確認してください。
デメリット①:初期費用110,000円が必須
Kizukuは初期費用が110,000円(税込)かかります。無料で始められるアプリや初期費用0円のアプリと比べると、導入のハードルが高めです。
デメリット②:工程管理・報告書作成がオプション料金
工程管理機能、施工報告書作成機能、電子受発注機能などはオプションとなっており、必要な機能を追加すると費用がかさむ可能性があります。「施工管理アプリ」として使うには追加費用が必要です。
デメリット③:容量超過料金が高額
基本容量は5GBで、超過すると1GBあたり月額1,100円の追加料金が発生します。写真を多用する現場では、すぐに5GBを超えてしまい、月額費用が想定以上に膨らむ可能性があります。
デメリット④:導入支援に別途費用がかかる
操作説明の講師派遣を依頼する場合、1日110,000円(税込)+交通費が別途発生します。導入時のサポートを手厚く受けたい場合は、この費用も考慮が必要です。
デメリット⑤:LINEアプリとの直接連携には非対応
KizukuはLINEに似た操作感ですが、普段使っている「LINE」アプリとの直接連携には対応していません。連携できるのは「LINE WORKS」(ビジネス向けの別アプリ)のみです。
そのため、職人さんにはKizukuアプリを新たにインストールしてもらう必要があります。LINE WORKSを導入している企業であれば連携できますが、普段使いのLINEからそのまま操作できるわけではありません。
デメリット⑥:アプリの不具合報告あり
口コミでは、通知が届かない、写真が送れない、アプリが重い・固まるなど、改善を要望する声が見られます。担当者から返答があり、随時アップデートで改善を進めているようですが、導入前にトライアルで動作確認することをおすすめします。
デメリット⑦:無料トライアルの有無が不明確
公式サイトでは無料トライアルについて明確な記載がなく、問い合わせが必要です。気軽に試せるかどうか事前に確認しましょう。
Kizukuの導入事例
Kizukuを導入した企業の事例を紹介します。
導入事例①:現場監督の巡回頻度が減少
ある住宅会社では、Kizuku導入後、現場監督の現場巡回頻度が減少。効率よく現場の巡回ができるようになり、現場での品質管理により時間を充てられるようになりました。
導入事例②:スタンプ機能で職人の利用率が向上
ある会社では、パートナー工務店への仕事依頼の条件に「Kizukuを利用しての報告」を必須事項に。スタンプ機能のおかげで、文字入力が苦手な親方たちもKizukuを積極的に利用するようになりました。
導入事例③:重要事項の伝達が効率化
大きな現場では、図面や写真などの管理が大変で、打合せをするたびに大荷物だった会社も。Kizuku導入後は、クラウド上でデータを一元管理でき、資料を持ち運ぶ必要がなくなり、無駄な移動もなくなりました。
Kizukuはこんな会社におすすめ
Kizukuは以下のような会社におすすめです。
- ✅ チャット形式で情報共有を効率化したい会社
- ✅ 文字入力が苦手な職人が多い現場(スタンプ機能が便利)
- ✅ 電話・FAX・メールなどの連絡手段を統一したい会社
- ✅ CCUS(建設キャリアアップシステム)と連携したい会社
- ✅ 導入実績が豊富なサービスを選びたい会社(130,000社以上)
- ✅ LINE WORKSを導入済みの会社
Kizukuが向いていない会社
一方、以下のような会社にはKizukuが向いていない可能性があります。
- ❌ 初期費用を抑えたい中小企業(初期費用110,000円が必須)
- ❌ 工程管理・報告書作成・請求見積も一元管理したい会社(オプション費用がかさむ)
- ❌ 写真を大量に使用する現場(容量超過料金が高額)
- ❌ 普段使いのLINEから操作したい会社(LINE WORKSのみ対応)
- ❌ 無料で十分に試してから導入を検討したい会社
- ❌ 外部メンバー(協力会社)の費用を抑えたい会社(アカウント数でカウントされる)
Kizukuと他社アプリの比較
Kizukuと主要な施工管理アプリを比較しました。
| 比較項目 | Kizuku | Anymore施工管理 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 110,000円 | 0円 |
| 月額費用 | 22,000円〜 | 15,000円〜 |
| 工程管理 | ●オプション | ◯基本機能 |
| 報告書作成 | ●オプション | ◯基本機能 |
| 受発注管理 | ●オプション | ◯基本機能 |
| 請求・見積 | − | ◯基本機能 |
| 容量超過料金 | 1,100円/GB/月 | 200GBを超過した場合に、5,000円(税抜/100GB) |
| LINE連携 | LINE WORKSのみ | LINE+LINE WORKS両対応 |
| Googleカレンダー連携 | − | ◯ |
| 外部メンバー費用 | アカウント数に含む | 0円 |
| 無料トライアル | 要問い合わせ | 1ヶ月(全機能利用可能) |
◯=基本機能 ●=オプション(追加料金) −=機能なし
まとめ
本記事では、Kizukuの評判・口コミ、料金、機能、メリット・デメリットを解説しました。
Kizukuの特徴まとめ:
- LINEに似たチャット形式で使いやすい
- スタンプ機能で文字入力不要、職人さんでも簡単
- 130,000社以上の導入実績
- CCUS(建設キャリアアップシステム)連携対応
- LINE WORKSとの連携に対応(LINEアプリとの直接連携は非対応)
Kizukuの注意点(導入前に確認):
- 初期費用110,000円が必須
- 工程管理・報告書作成・受発注はオプション料金
- 容量超過料金が1GB/月1,100円と非常に高額(Anymore施工管理の約20倍)
- 導入支援は1日110,000円+交通費が別途発生
- 普段使いのLINEからは操作できない(LINE WORKSのみ対応)
Kizukuは、チャット形式で現場コミュニケーションを効率化したい会社に最適です。特に、文字入力が苦手な職人さんが多い現場では、スタンプ機能が重宝されています。
ただし、工程管理や報告書作成など施工管理に必要な機能を追加するとオプション費用がかさむ点は注意が必要です。また、普段使いのLINEからは操作できないため、職人さんにはKizukuアプリを新たにインストールしてもらう必要があります。
初期費用0円+LINE連携で導入しやすいアプリなら|Anymore施工管理
Kizukuのチャット機能は便利ですが、初期費用やオプション費用、容量超過料金がネックという方には、Anymore施工管理がおすすめです。
- ✅ 初期費用0円、外部メンバー費用0円で協力会社を何人招待しても追加費用なし
- ✅ 普段使いの「LINE」から操作可能(業界唯一のLINE連携機能)
- ✅ LINEから工程確認、入退場登録、写真登録、報告送信が完結
- ✅ 案件管理・工程管理・報告・検査・写真・図面・発注・請求・見積・予算まで網羅(オプション不要)
- ✅ 業界で最もシンプルで使いやすい操作性
- ✅ Googleカレンダー連携にも対応
- ✅ 月額15,000円〜のリーズナブルな料金
- ✅ 中小規模の施工会社に最適化された機能設計
- ✅ 1ヶ月の無料トライアルで全機能を試せる
「職人さんに新しいアプリを覚えてもらうのが大変」という課題を解決できるのがAnymore施工管理の強みです。普段使っているLINEから操作できるため、ITに不慣れな職人さんでも抵抗なく使えます。

まずは1ヶ月の無料トライアルで、実際に現場で試してみてください。

サービス資料ダウンロード
見積作成や請求処理などの受発注業務をそろそろエクセルから卒業してDXを実現したい担当者様向けにAnymore施工管理の概要について紹介しています。

コメントを残す