「SPIDERPLUSの評判は実際どうなの?」「図面管理や検査機能は使いやすい?」「ゼネコン・サブコンでの導入実績は?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、SPIDERPLUSの評判・口コミを徹底調査し、図面管理、検査業務、帳票作成など機能を紹介します。ゼネコン・サブコンでの導入事例もあわせて解説します。
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SPIDERPLUSとは?基本情報
SPIDERPLUS(スパイダープラス)は、スパイダープラス株式会社が提供する建設業・メンテナンス業向けの図面・現場施工管理アプリです。iPad1つで図面管理から工事写真の撮影・管理、検査業務まで完結できるのが特徴です。
| サービス名 | SPIDERPLUS(スパイダープラス) |
| 運営会社 | スパイダープラス株式会社 |
| 創業 | 平成9年9月(設立:平成12年2月) |
| 導入社数 | 2,200社以上(2025年9月末時点) |
| 利用ユーザー数 | 約78,000人(2025年9月末時点) |
| 開発実績 | 14年以上(2011年サービス開始) |
| 特徴 | 図面管理、検査業務、帳票作成に強み |
| 対応端末 | iPhone、iPad、PC(クラウドサービス) |
※導入社数・ユーザー数はスパイダープラス株式会社の会社紹介資料(2025年9月末時点)より
SPIDERPLUSは、2011年のサービス開始から14年以上の開発実績を持ち、建築・電気工事・空調衛生業者を中心に、日本全国で導入されています。絶縁工事業からスタートした会社だからこそ、現場目線で使いやすいアプリを開発しています。
SPIDERPLUSの料金プラン
SPIDERPLUSの料金は、ID数とサーバー容量に応じた課金体系となっています。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 初期費用(サーバー初期設定) | 40,000円(税抜)〜 |
| 月額基本料金 | 3,300円(税込)/ID(1IDでタブレット・スマートフォン・PCで利用可能) |
| サーバー月額費用 | 8,000円(税抜)〜(容量により異なる) |
| 無料トライアル | あり(詳細は要問合せ) |
※料金は一般社団法人日本建設業連合会『お手軽便利なICTツール集』およびスパイダープラス株式会社公式資料より。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
業種別オプションパック
SPIDERPLUSでは、業種に特化した機能を追加したオプションパックが用意されています。料金は要問合せです。
- 建築パック:仕上げ検査、配筋検査など建築工事向け機能
- 電気工事パック:幹線・負荷設備試験、コンセント試験、電力量計確認、照度測定など
- 空調衛生設備パック:風量測定、圧力計連携、温湿度計連携、騒音計連携など
SPIDERPLUSの主な機能【図面管理・検査に強み】
SPIDERPLUSには、現場の業務を効率化する豊富な機能があります。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 図面管理 | 大量の図面をフォルダで整理、通信環境がなくても閲覧可能、手書きメモ・図形入力、距離測定 |
| 写真管理 | 撮影した写真を図面に貼り付け、電子小黒板機能を標準搭載 |
| 検査機能 | 仕上げ検査、配筋検査、各種設備検査に対応、外部測定機器と連携 |
| 帳票作成 | ワンクリックで記録帳票を自動作成、Excel・PDF出力対応 |
| 情報共有 | クラウド上でリアルタイム共有、複数担当者のメモを統合 |
| 進捗管理 | 現場ごとの進捗状況を可視化、指摘管理機能 |
図面管理機能の特徴
SPIDERPLUSの図面管理機能は、以下のような特徴があります。
- オフライン対応:お客様専用サーバーに登録した図面をタブレットに取り込み、通信環境のない場所でも閲覧可能
- フォルダ管理:エクスプローラーのようなフォルダで整理、目的の図面をすばやく検索
- 書き込み機能:写真の添付やテキスト、手書きメモ、図形等を入力可能
- 距離測定:図面のサイズや縮尺を入力して距離を測定
- メモ統合:複数の担当者が入力したコメントや図形を1つの図面に統合
検査機能の特徴
SPIDERPLUSの検査機能は、外部測定機器との連携が強みです。
- 外部測定機器連携:数値取得から規定値との良否判定が現場で可能
- 帳票自動作成:事務所へ戻れば帳票が完成、転記ミスを防止
- 国交省電子納品対応:公共工事にも安心して利用可能
SPIDERPLUSの良い評判・口コミ

実際にSPIDERPLUSを利用している企業の良い評判・口コミを紹介します。
紙図面からの解放で大幅な効率化
「7年ほどこの仕事をしていますが、以前はA1の紙図面を持ち運ぶのが大変でした。SPIDERPLUSになってからはタブレットで管理できるようになり、画面のサイズも図面を見るのに非常に見やすいと感じています。」
出典:SPIDERPLUS公式サイト 導入事例
検査の人員削減を実現
「SPIDERPLUSの電子小黒板を使うことで、現場の人員削減もできました。今まで3名で行っていた検査を2名で出来るようになったのです。タブレットさえあればいいので検査作業はとても楽になりました。」
出典:SPIDERPLUS公式サイト 導入事例
帳票作成の転記ミスがなくなった
「性能検査の実施において、SPIDERPLUSは外部測定機器との連携によって数値取得から規定値との良否判定が現場ででき、事務所へ戻れば帳票が完成しています。従来の帳票作成で起こるような、取得データの転記に付随する人為的ミスの発生もありません。」
出典:SPIDERPLUS公式サイト 導入事例
サポートデスクの対応が秀逸
「この会社のサポートデスクが秀逸すぎる。サポートデスクの皆さんがんばれ!」
出典:App Store レビュー
SPIDERPLUSの悪い評判・口コミ
SPIDERPLUSには、以下のような悪い評判・口コミもあります。
UIに改善の余地あり
「保存ボタンの位置が左右定まらない。iPad傾けると入力が消える。直感から操作方法が推察できない。など、ユーザーインターフェイスが残念すぎるアプリです。」
出典:App Store レビュー
動作の安定性に課題
「iPadはソフト落ちやすい。iPadは動作が重い、熱くなりやすい。風量測定の外部アプリと連携すると測定した後の切り替えで落ちやすくイライラする。」
出典:App Store レビュー
黒板の共有に制限
「同じ現場でiPadと本アプリを共用しているが、黒板が互いに独立しているのか、iPadで作った黒板を読み込めない。」
出典:App Store レビュー
SPIDERPLUSのメリット
SPIDERPLUSを導入するメリットは以下の通りです。
メリット①:図面管理・検査業務に特化した豊富な機能
図面管理、写真管理、検査機能、帳票作成と、現場の施工管理業務に必要な機能を網羅。建築だけでなく、電気工事・空調衛生設備にも対応した業種別パッケージがあります。
メリット②:外部測定機器との連携で転記ミス防止
外部測定機器との連携により、数値取得から良否判定までを現場で完結。転記作業が不要になり、人為的ミスを防止できます。
メリット③:14年以上の開発実績と充実したサポート
現場の声とともに14年以上開発を続けてきた実績。Web勉強会やセミナーも開催しており、サポート体制が充実しています。
メリット④:国交省電子納品に対応
国交省電子納品に対応しており、公共工事でも安心して利用できます。
メリット⑤:継続利用率99%超の高い満足度
SPIDERPLUS導入後の継続利用率は99%超と極めて高い水準を維持しています(SPIDERPLUS公式プレスリリースより)。
SPIDERPLUSのデメリット・注意点
SPIDERPLUSを導入する際の注意点は以下の通りです。
デメリット①:初期費用とID単位の課金で費用がかさむ
初期費用40,000円(税抜)〜+月額3,300円(税込)/ID+サーバー月額費用と、ID数が多くなるほどコストが増加します。中小企業にとっては費用負担が大きくなる可能性があります。
デメリット②:見積・請求・原価管理機能がない
SPIDERPLUSは現場の施工管理に特化しており、顧客管理や見積書作成、請求・原価管理などの機能は搭載されていません。1つのシステムで業務全般を効率化したい場合は、別途システムの導入が必要です。
SPIDERPLUSの導入事例【ゼネコン・サブコン】
SPIDERPLUSを導入したゼネコン・サブコンの事例を紹介します(SPIDERPLUS公式サイトより)。
導入事例①:大手ゼネコン(性能検査の効率化)
性能検査において、外部測定機器との連携により数値取得から良否判定までを現場で完結。転記ミスがなくなり、効率化につながったと評価しています。
導入事例②:空調衛生設備業者(検査人員削減)
電子小黒板機能を活用し、今まで3名で行っていた検査を2名で実施できるように。荷物の持ち忘れも心配なく、検査作業が楽になったと好評です。
SPIDERPLUSはこんな会社におすすめ
SPIDERPLUSは以下のような会社におすすめです。
- ✅ 図面管理・検査業務を効率化したいゼネコン・サブコン
- ✅ 電気工事・空調衛生設備の専門工事会社
- ✅ 外部測定機器と連携して検査業務を自動化したい会社
- ✅ 公共工事で電子納品が必要な会社
- ✅ 大量の図面を管理する必要がある会社
SPIDERPLUSが向いていない会社
一方、以下のような会社にはSPIDERPLUSが向いていない可能性があります。
- ❌ ID数が多くコストを抑えたい中小企業(ID単位課金で費用増)
- ❌ 見積・請求・原価管理も一元管理したい会社
まとめ
本記事では、SPIDERPLUSの評判・口コミ、料金、機能、メリット・デメリットを解説しました。
SPIDERPLUSの特徴まとめ:
- 2,200社以上、約78,000人が導入(14年以上の開発実績)
- 図面管理・検査業務・帳票作成に強み
- 外部測定機器との連携で転記ミス防止
- 初期費用40,000円(税抜)〜+月額3,300円(税込)/ID
- 電気工事・空調衛生設備にも対応した業種別パッケージ
- 継続利用率99%超の高い満足度
SPIDERPLUSは、図面管理・検査業務を効率化したいゼネコン・サブコンに最適なサービスです。
中小規模の施工会社にはオールインワンで使いやすい|Anymore施工管理
SPIDERPLUSはID単位の課金で費用がかさみやすく、見積・請求・原価管理機能がないため、中小規模の施工会社にはAnymore施工管理がおすすめです。

- ✅ 初期費用0円、外部メンバー費用0円で協力会社を何人招待しても追加費用なし
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