AnyONEの評判・口コミ｜料金・機能・注意点を解説

「AnyONEの評判は実際どうなの？」「工務店向けの機能は充実している？」「料金は高い？」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、AnyONEの評判・口コミを徹底調査し、工務店・リフォーム店向けの機能、料金プラン、導入メリットを解説。顧客管理から原価管理まで一元化できる特徴を紹介します。

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AnyONEとは？基本情報

AnyONE（エニワン）は、エニワン株式会社が提供する工務店・リフォーム会社向けのオールインワン基幹システムです。導入企業3,600社以上、利用ユーザー14,000人以上を誇り、10年以上の実績を持つ国土交通省公認システムです。

サービス名	AnyONE（エニワン）
運営会社	エニワン株式会社（ナカザワ建販から2017年に分社化）
導入企業数	3,600社以上
利用ユーザー数	14,000人以上
アップデート実績	6,600件以上（お客様の声を反映）
公的認定	「第一回長期優良住宅先導的モデル事業」採択（国土交通省公認）
対応端末	Windows PC専用（※モバイルアプリなし）
対象業種	住宅会社（工務店・リフォーム）
開発元	建材流通商社ナカザワ建販が監修

AnyONEの最大の特徴は、建材流通商社が工務店の現場目線で開発した点です。見積・顧客管理・原価管理など事務所業務に強みを持つ一方、モバイルアプリや写真管理機能は搭載されておらず、現場での利用には制限があります。

AnyONEの料金プラン

AnyONEの料金は、事業規模に合わせて決定される仕組みで、具体的な金額は問い合わせが必要です。

費用項目	内容
導入費用	要問合せ（初期設定・講習含む）
月額利用料	要問合せ（標準プラン：約18,000円〜 / フルプラン：約23,000円〜）
ユーザー追加	利用人数が増えるごとに月額料金が増加
無料トライアル	なし
標準サポート	バージョンアップ・ヘルプデスク（メール・電話対応）：無料

注意が必要な追加費用

AnyONEでは、以下の追加費用が発生する場合があります。

打ち合わせ費用：2万円（税抜）/1時間
追加講習費用（オンライン）：5万円（税抜）
追加講習費用（訪問）：20万円（税抜）
帳票カスタマイズ：別途見積

導入後のサポートや追加講習に費用がかかる点は、事前に確認しておくことをおすすめします。IT導入補助金を活用すれば、最大350万円・導入コスト2/3補助を受けることも可能です。

AnyONEの主な機能

AnyONEには、工務店・リフォーム会社の事務業務を管理する機能が搭載されています。ただし、現場作業に必要な機能の多くが非搭載またはオプション扱いとなっている点に注意が必要です。

機能	提供状況
案件管理	◯ 基本機能
工程管理	◯ 基本機能
請求・見積もり	◯ 基本機能
チャット	◯ 基本機能
受発注管理	● オプション（有料）
報告機能	● オプション（有料）
管理項目カスタマイズ	● オプション（有料）
モバイルアプリ	× 非対応
写真管理	× 非対応
写真台帳	× 非対応
電子黒板	× 非対応
検査機能	× 非対応
勤怠・入退場管理	× 非対応
実行予算管理	× 非対応
タスク管理	× 非対応
商談・提案管理	× 非対応
取引先管理	× 非対応
API連携	× 非対応

※◯＝基本機能として提供、●＝オプション（有料）、×＝非対応

Excelに近い操作感

AnyONEの大きな特徴は、Excelに近い操作感です。コピー＆ペーストや一括貼り付け、マウスでのレイアウト変更など、ITが苦手な方でも直感的に操作できます。過去情報のコピーやExcelインポート機能も搭載しています。

アフター管理で顧客満足度向上

建物引き渡し後の定期点検・アフターメンテナンスのタイミングをアラーム通知。「紙の資料で管理していてうっかり忘れてしまった」というミスを防止し、顧客満足度向上に貢献します。

AnyONEの良い評判・口コミ

実際にAnyONEを利用している企業の良い評判・口コミを紹介します。

見積書・請求書の作成が楽

「御見積書は、原価を入れれば粗利率を指定して一括で見積額を出せることがありがたいです。請求書に関しても、工事と紐づいており、書類として作成するのがとても楽だなと感じます。また、各書類に関して、フォーマットが3種類程度用意されているため、会社に合った書式を選択出来て、また既存の書式に似たようにカスタマイズできるのも良いなと思いました。」

Excelのような操作感で使いやすい

「エクセルのような操作感で、レイアウトもマウスで変更できるため、ITが苦手な方でも簡単にお使いいただけます。また、システムの導入後も徹底的なサポートを受けられるため、安心して運用できるのではないかと思います。」

工事情報の一元管理が価値

「工事情報が一元管理されるところが一番の価値。バラバラになりがちなデータの管理が簡単にできる。現場のすべての業務を見える化できるため仕事の効率が上がる。情報を一元管理することで業務改善につながった。」

余分な業務を省けて効率化

「AnyONEを導入することで、余分な業務を省けて業務効率改善がはかれた。担当者だけがお客様情報を知っているという状態を防ぐことができ、会社全体での情報共有ができるようになった。」

AnyONEの悪い評判・口コミ・注意点

AnyONEには、以下のような注意点もあります。

月額費用が高いという声

「今でも凄い沢山の機能がありますが月額費用が少し高く、もう少しその月額費用を安くして欲しいところですね。」

AnyONEは標準プランで約18,000円〜、フルプランで約23,000円〜と、施工管理アプリの中では高価格帯に位置します。さらに打ち合わせ費用や講習費用が別途かかる場合もあります。

Windowsでしか使えない

AnyONEはWindows専用ツールです。Macをお使いの工務店の方は利用できません。また、スマホ・タブレットでの閲覧は可能ですが、メインの操作はWindows PCが必要です。

システム設定が上手くいかない場合も

「データごとの細かな設定ができるため、ときとして設定が上手くいかない場合がある。その際は、専門スタッフにメールや電話で対応してもらう必要がある。」

写真サイズ・解像度がバラバラになる

「現場ごとにスマホ機種を定めておかないと、写真サイズがバラバラで解像度も異なる。現場で統一した機種を定め、写真解像度を決めておく必要がある。」

AnyONEのメリット

AnyONEを導入するメリットは以下の通りです。

メリット①：見積・請求・原価管理に特化

AnyONEの最大の強みは見積・請求・原価管理機能です。原価を入れれば粗利率を指定して一括で見積額を算出でき、請求書は工事と紐づけて作成可能。帳票も数百種類以上出力できます。事務所での経理・管理業務を効率化したい企業に適しています。

メリット②：10年以上の実績と国土交通省公認

製品化から10年以上が経過し、「第一回長期優良住宅先導的モデル事業」に採択された国土交通省公認システム。3,600社以上の導入実績があり、安心して利用できます。

メリット③：建材会社が監修した設計

IT企業ではなく、工務店と日々取引をしている建材流通商社ナカザワ建販が監修。工務店の事務業務の流れを理解した上で設計されています。

メリット④：Excel感覚で操作できる

Excelに近い操作感で、コピー＆ペーストもワンクリック。パソコンが苦手な方でも、Excelが使えれば比較的スムーズに操作できます。

メリット⑤：アフター管理で顧客満足度向上

数年先の定期点検・アフターメンテナンスの時期をアラーム通知。対応漏れを防ぎ、顧客に満足感の高いサービスを提案できます。

AnyONEのデメリット・注意点

AnyONEを導入する際の注意点は以下の通りです。

デメリット①：モバイルアプリがない

AnyONEには専用のモバイルアプリが提供されていません。Windows PCでの操作が前提となるため、現場でスマートフォンやタブレットを使って報告・写真撮影・チェックを行いたい場合には不向きです。

デメリット②：写真管理機能がない

施工管理において重要な写真管理機能が搭載されていません。写真台帳や電子黒板も非対応のため、現場での写真撮影・整理・共有は別のツールで行う必要があります。

デメリット③：現場作業に必要な機能が非搭載

以下の現場業務に必須の機能がそもそも搭載されていません：

検査機能（品質チェック・承認フロー）
勤怠・入退場管理
実行予算管理
タスク管理
商談・提案管理
取引先管理
API連携

「オールインワン基幹システム」を謳っていますが、現場を含めた施工管理全体を効率化したい場合には機能が不足しています。

デメリット④：受発注・報告機能がオプション

受発注管理・報告機能・管理項目カスタマイズがオプション扱いとなっています。基本料金だけでは使えず、追加費用が必要です。

デメリット⑤：追加費用が高額

月額料金（約18,000円〜23,000円）に加え、打ち合わせ費用2万円/時間、講習費用5万円〜20万円が別途発生する場合があります。導入後のサポートにも費用がかかる点は注意が必要です。

デメリット⑥：無料トライアルがない

AnyONEには無料トライアル期間が設けられていません。導入前に実際の操作感を試すことができず、初期費用を支払ってから合わないと感じるリスクがあります。

AnyONEの導入事例

AnyONEを導入した企業の事例を紹介します。

導入事例①：工務店（情報の一元管理）

バラバラになりがちなデータをAnyONEで一元管理。現場のすべての業務を見える化でき、仕事の効率が上がりました。担当者だけがお客様情報を知っている状態を防ぎ、会社全体での情報共有が実現しています。

導入事例②：リフォーム会社（帳票作成の効率化）

売上一覧・入金予定一覧などの帳票を数百種類以上出力可能に。今期の財務諸表などの帳票作成がAnyONEにデータを集約するだけで完了するようになりました。

AnyONEはこんな会社におすすめ

AnyONEは以下のような会社におすすめです。

✅ 事務所での見積・請求・原価管理を効率化したい工務店
✅ 10年以上の実績がある安心できるシステムを使いたい会社
✅ Excelに近い操作感で、事務スタッフが使いやすいシステムを探している会社
✅ Windows PCをメインで使用し、現場作業は別ツールで管理している会社
✅ 定期点検・アフターフォローを強化して顧客満足度を上げたい会社

AnyONEが向いていない会社

一方、以下のような会社にはAnyONEが向いていない可能性があります。

❌ 現場でスマホ・タブレットを使いたい会社（モバイルアプリがない）
❌ 写真管理・電子黒板を使いたい会社（機能が非搭載）
❌ 検査・勤怠・タスク管理が必要な会社（機能が非搭載）
❌ MacやiPadをメインで使いたい会社（Windows専用）
❌ 追加費用を抑えたい会社（打ち合わせ・講習費用が高額）
❌ 導入前に無料で試したい会社（無料トライアルなし）

まとめ

本記事では、AnyONEの評判・口コミ、料金、機能、メリット・デメリットを解説しました。

AnyONEの特徴まとめ：

工務店・リフォーム会社向けの基幹システム
見積・請求・原価管理・アフター管理に強み
導入企業3,600社以上、10年以上の実績
モバイルアプリ・写真管理機能は非搭載
受発注・報告機能はオプション（有料）
Windows専用、無料トライアルなし
月額約18,000円〜＋追加費用（講習等）

AnyONEは、事務所での見積・請求・原価管理を効率化したい工務店に適したサービスです。一方、現場を含めた施工管理全体を効率化したい場合は、機能面で不足感があります。

現場から事務所まで一気通貫で管理したいなら｜Anymore施工管理

「現場でもスマホで使いたい」「写真管理・電子黒板が必要」「追加費用なしで全機能を使いたい」という方には、Anymore施工管理がおすすめです。

基本仕様の比較

項目	AnyONE	Anymore施工管理
モバイルアプリ	なし	◯ iOS/Android対応
初期費用	要問合せ（導入費用あり）	0円
月額費用	約18,000円〜23,000円	15,000円〜
外部メンバー費用	ユーザー数に応じて増加	0円
追加講習費用	5万円〜20万円	なし
無料トライアル	なし	1ヶ月間無料
対応OS	Windowsのみ	Web/iOS/Android

機能の比較

機能	AnyONE	Anymore施工管理
案件管理	◯	◯
工程管理	◯	◯
請求・見積もり	◯	◯
チャット	◯	◯
受発注管理	● オプション	◯ 基本機能
報告機能	● オプション	◯ 基本機能
写真管理	× 非対応	◯ 基本機能
写真台帳	× 非対応	◯ 基本機能
電子黒板	× 非対応	◯ 基本機能
検査機能	× 非対応	◯ 基本機能
勤怠・入退場管理	× 非対応	◯ 基本機能
実行予算管理	× 非対応	◯ 基本機能
タスク管理	× 非対応	◯ 基本機能
商談・提案管理	× 非対応	◯ 基本機能
取引先管理	× 非対応	◯ 基本機能
API連携	× 非対応	◯ 基本機能
LINE連携	× 非対応	◯ 業界唯一
Googleカレンダー連携	× 非対応	◯ 業界唯一