104_電子黒板アプリ_おすすめ8選

電子黒板アプリおすすめ8選|無料・写真連携対応

「電子黒板アプリを導入したいけど、どれを選べばいいかわからない」「無料で使えるアプリはある?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、電子黒板アプリおすすめ8選を無料・写真連携対応で徹底比較します。国土交通省認可のアプリから、無料で始められるアプリ、施工管理機能も充実したオールインワンアプリまで、目的別におすすめを紹介。各アプリの料金や機能、注意点も詳しく解説しますので、工事写真業務の効率化にお役立てください。

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電子黒板アプリとは?

電子黒板アプリとは、工事現場で使用される「小黒板」を電子化し、スマホやタブレット上で扱えるようにしたアプリです。

従来は、手書きの黒板を被写体とともにデジタルカメラで撮影し、写真データをPCに取り込んで管理していました。しかし、この運用には「黒板の持ち運びが大変」「撮影に2人以上必要」「写真整理に時間がかかる」といった課題がありました。

電子黒板アプリを使えば、スマホ画面上に電子黒板を合成した状態で写真撮影が可能。黒板を持ち運んだり、手書きで書き直す必要がなくなり、工事写真業務を大幅に効率化できます。

国土交通省でも直轄工事における「工事写真の小黒板電子化」の活用を推進しており、多くの地方公共団体発注の工事でも電子黒板が認められています。

電子黒板アプリを導入する3つのメリット

1. 工事写真撮影が1人で完結する

従来の木製黒板を使った撮影では、黒板を持つ人と撮影する人の最低2人が必要でした。電子黒板アプリなら、スマホ画面上で黒板を合成できるため、1人で工事写真の撮影が完結します。人員配置の効率化や人件費削減につながります。

2. 黒板作成・写真整理の手間を大幅削減

電子黒板アプリでは、黒板のテンプレートを保存・複製できるため、工事ごとに手書きで書き直す必要がありません。また、撮影した写真は自動で工種や撮影場所ごとに分類されるため、写真整理の時間を大幅に削減できます。蔵衛門の調査によると、作業時間を従来の1/4に短縮できるとされています。

3. 安全な場所から撮影できる

足場の狭い場所や高所など、従来は黒板の設置が難しく危険を伴う場所でも、電子黒板アプリなら安全な場所から撮影できます。また、雨で黒板が濡れて文字が見づらくなったり、逆光で文字が白飛びする心配もありません。

電子黒板アプリの選び方|3つのポイント

ポイント①:国土交通省認可・J-COMSIA対応を確認

公共工事で電子黒板を使用する場合は、国土交通省認可済み・J-COMSIA(一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会)の改ざん検知機能対応のアプリを選びましょう。これらの認定を受けていないアプリは、公共工事での使用が認められない場合があります。

ポイント②:写真管理以外の機能も確認

電子黒板アプリには、電子黒板機能のみに特化したシンプルなアプリと、工程管理やチャット、日報など施工管理機能も搭載したオールインワン型のアプリがあります。複数のアプリを使い分けるのが面倒な場合は、オールインワン型がおすすめです。

ポイント③:料金体系と隠れたコストを確認

電子黒板アプリの料金体系は、月額定額型とID課金型があります。また、初期費用や容量超過料金、オプション機能料金など「隠れたコスト」も確認しましょう。無料アプリでも、有料版への移行で費用が発生するケースがあります。

電子黒板アプリおすすめ8選 料金比較表【2025年最新】

まずは、本記事で紹介する電子黒板アプリ8選の料金を一覧で比較します。

アプリ名初期費用月額費用無料プラン特徴
Anymore施工管理0円15,000円〜1ヶ月LINE連携対応
蔵衛門0円1,300円〜/人あり(制限付き)電子黒板実績No.1
PRODOUGU30,000円5,000円+3,000円/人要問い合わせ土木・電子納品特化
Photoruction0円要問い合わせ30日間大規模向け
Spider Plus要問い合わせ要問い合わせありビル・プラント向け
SiteBox要問い合わせ要問い合わせあり土木特化
eYACHO300,000円16,000円〜30日間手書きメモ対応
ANDPAD要問い合わせ要問い合わせあり電子黒板はオプション

※2025年11月時点の情報です。最新の料金は各社公式サイトをご確認ください。

電子黒板アプリおすすめ8選|詳細比較

1. Anymore施工管理【総合おすすめ】

Anymore施工管理電子黒板機能
引用元:Anymore施工管理公式HP
運営会社Anymore株式会社
初期費用0円
月額費用15,000円〜(税抜)
外部メンバー費用0円
無料トライアル1ヶ月(フリープランあり)
対応OSWeb版、iOS、Android

Anymore施工管理は、中小建設会社向けに開発された次世代型施工管理アプリです。電子黒板機能を基本機能として搭載しており、追加料金なしで利用できます。

最大の特徴は、業界で唯一のLINE連携機能とGoogleカレンダー連携機能。LINEから直接施工管理業務ができるため、年配の職人さんでも新しいアプリを覚える必要がなく、導入のハードルが非常に低いのがポイントです。

主な機能:電子黒板、写真管理、工程管理、案件管理、報告、検査、資料・図面、入退場、トラブル、発注、請求、見積もり、予算、LINE連携、Googleカレンダー連携

メリット:

  • 電子黒板が基本機能として無料で使える(オプション料金なし)
  • LINE連携で誰でも使いやすい(業界唯一)
  • 初期費用0円、外部メンバー費用0円で隠れたコストなし
  • 写真管理だけでなく施工管理機能も充実
  • 1ヶ月の無料トライアルで十分に試せる

デメリット・注意点:

  • 2024年12月〜サービス開始のため導入実績はまだ少ない
  • 大規模企業向けの高度な機能(BIM/CIM連携等)はない

こんな会社におすすめ:中小建設会社、電子黒板と施工管理を一元化したい会社、LINEを活用して職人さんに使ってもらいたい会社

2. 蔵衛門

蔵衛門クラウド
引用元:蔵衛門クラウド公式HP
運営会社株式会社ルクレ
初期費用0円
月額費用1,300円〜/人(税抜)
導入社数11万社以上
無料トライアルあり(制限付き)
対応OSiOS、専用タブレット(蔵衛門Pad)

蔵衛門は、電子黒板市場で国内販売実績No.1を誇る工事写真管理アプリです。2014年に業界初となる工事写真専用タブレットをリリースして以来、5万以上の現場で導入されています。

5,000種類以上の黒板テンプレートを搭載しており、配筋写真や管工事など様々な現場に対応。国土交通省認可済み・NETIS最高評価VEを獲得しており、公共工事でも安心して利用できます。

主な機能:電子黒板、写真管理、AIによる自動仕分け、台帳自動作成、電子納品、図面共有

メリット:

  • 電子黒板の実績No.1で信頼性が高い
  • 5,000種類以上の黒板テンプレートを搭載
  • AIによる写真自動仕分けが便利
  • 電子納品に完全対応

デメリット・注意点:

  • フリープランは工事数1つのみ、機能も写真管理のみに制限
  • 写真管理以外の施工管理機能(工程管理、チャット等)は弱い
  • 利用人数が増えると費用が膨らむ(ID課金型)
  • iOSのみ対応(Androidは非対応)

こんな会社におすすめ:写真管理に特化したい会社、公共工事・電子納品が必要な会社、土木・建築現場

3. PRODOUGU(電子小黒板PhotoManager連携)

PRODOUGU
引用元:PRODOUGU公式HP
運営会社株式会社建設システム(KENTEM)
初期費用30,000円(税抜)
月額費用5,000円+3,000円/人(税抜)
対象業種土木工事
対応OSiOS、Android

PRODOUGUは、土木工事の電子小黒板・工事写真撮影に特化したアプリです。同社の工事写真管理ソフト「PhotoManager」と連携することで、撮影から写真整理、電子納品まで一連の業務を効率化できます。

NETIS登録技術として認定を受けており、公共工事での成績加点にもつながります。

主な機能:電子黒板、写真管理、豆図挿入、DropboxやGoogle Driveへのアップロード、PhotoManager連携

メリット:

  • 土木工事の電子納品に強い
  • PhotoManagerとの連携でPC上での写真整理も可能
  • NETIS登録で公共工事の成績加点に

デメリット・注意点:

  • 土木工事特化で住宅・建築には向かない
  • 初期費用が30,000円かかる
  • PhotoManager(有料)との連携が前提

こんな会社におすすめ:土木工事、公共工事、電子納品を重視する会社

4. Photoruction(フォトラクション)

Photoruction
引用元:Photoruction公式HP
運営会社株式会社フォトラクション
初期費用0円(カスタマイズで発生の場合あり)
月額費用要問い合わせ
利用実績40万プロジェクト以上
無料トライアル30日間
対応OSiOS、Android

Photoructionは、建築・土木現場の生産支援に特化した施工管理アプリです。令和4年度インフラDX大賞スタートアップ激励賞を獲得しています。

電子黒板から写真管理、BIM/CIM連携まで対応しており、大規模プロジェクトでの利用に強みがあります。

主な機能:電子黒板、写真管理、BIM/CIM連携、図面管理、検査、報告書作成、工程管理

メリット:

  • 大規模プロジェクトでの利用に最適
  • BIM/CIM連携ができる
  • 電子黒板が基本機能として搭載
  • 30日間の無料トライアルあり

デメリット・注意点:

  • ビル・プラント工事向けで住宅会社には向かない
  • 大規模向けのため中小企業にはオーバースペック
  • 料金が非公開

こんな会社におすすめ:ゼネコン、大規模プロジェクト、BIM/CIM連携が必要な会社

5. Spider Plus(スパイダープラス)

SPIDER PLUS
引用元:SPIDER PLUS公式HP
運営会社スパイダープラス株式会社
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
対象業種ビル・プラント工事
対応OSiOS、Android

Spider Plusは、ビル・プラント工事向けの施工管理アプリです。現場経験のある代表が開発に携わり、「現場の管理を楽にする」を追求しています。

電子黒板機能を標準搭載しており、図面上での写真管理や検査機能も充実。導入企業のアンケートでは、1日の労働時間が約2.5時間短縮できたという結果も出ています。

主な機能:電子黒板、図面管理、写真管理、検査、帳票作成、工程管理

メリット:

  • 大規模工事の図面・写真管理に特化
  • 電子黒板が基本機能として搭載
  • 作業時間短縮の実績あり

デメリット・注意点:

  • ビル・プラント工事向けで住宅会社には向かない
  • 料金が非公開
  • 大規模向けのため中小企業には高額になる可能性

こんな会社におすすめ:ビル・プラント工事、図面管理を重視する大規模会社

6. SiteBox(サイトボックス)

Site Box
引用元:Site Box公式HP
運営会社株式会社建設システム(KENTEM)
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
対象業種土木工事
対応OSiOS、Android

SiteBoxは、土木工事向けの電子黒板・写真管理に特化したアプリです。国土交通省の「デジタル工事写真の小黒板情報電子化対応」に準拠しています。

出来形管理や配筋検査など、土木工事特有の機能が充実しており、電子納品にも対応しています。

主な機能:電子黒板、写真管理、出来形管理、配筋検査、データバンク連携

メリット:

  • 土木工事に特化した機能が充実
  • 国土交通省準拠で公共工事に対応
  • 出来形管理・配筋検査機能あり

デメリット・注意点:

  • 土木工事特化で建築・住宅には向かない
  • 料金が非公開

こんな会社におすすめ:土木工事、公共工事、出来形管理が必要な会社

7. eYACHO

eYACHO
引用元:eYACHO公式HP
運営会社株式会社MetaMoJi
初期費用300,000円(税抜)
月額費用16,000円〜
無料トライアル30日間
対応OSiOS、Windows

eYACHOは、手書きメモのデジタル化に強みがある施工管理アプリです。紙の野帳をそのままデジタル化したような使い勝手が特徴で、手書き入力に慣れた職人さんでも使いやすい設計になっています。

電子黒板機能も搭載しており、手書きメモと写真管理を一元化できます。

主な機能:電子黒板、手書きメモ、図面管理、写真管理、タスク管理

メリット:

  • 手書きメモをそのままデジタル化できる
  • 紙の野帳に慣れた人でも使いやすい
  • 30日間の無料トライアルあり

デメリット・注意点:

  • 初期費用が300,000円と非常に高額
  • ワークフロー機能の追加に月額10,000円の追加料金
  • 大規模企業向け

こんな会社におすすめ:手書きメモを重視する会社、大規模企業(初期投資ができる会社)

8. ANDPAD(アンドパッド)

Anydpad
引用元:Andpad公式HP
運営会社株式会社アンドパッド
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
導入社数21万社以上
電子黒板オプション機能(追加料金)
対応OSiOS、Android

ANDPADは、導入企業数7年連続シェアNo.1を誇る施工管理アプリです。工程管理や図面管理、チャットなど施工管理機能が充実しています。

ただし、電子黒板機能はオプション(追加料金)となっている点に注意が必要です。電子黒板を基本機能として使いたい場合は、他のアプリを検討することをおすすめします。

主な機能:工程管理、図面管理、写真管理、チャット、日報、原価管理、受発注管理、検査、電子黒板(オプション)

メリット:

  • 施工管理アプリとしてはシェアNo.1で信頼性が高い
  • 施工管理機能が非常に充実
  • 業界標準のアプリなので協力会社も使い慣れている可能性が高い

デメリット・注意点:

  • 電子黒板機能がオプション(追加料金が発生)
  • 料金が非公開で見積もりが必要
  • 大規模向けで中小企業には高額になる可能性

こんな会社におすすめ:すでにANDPADを導入している会社、大手〜中堅企業

電子黒板アプリ8選 機能比較表

紹介したアプリの主要機能を比較表にまとめました。電子黒板が「基本機能」として含まれているか、「オプション(追加料金)」かを必ず確認しましょう。

アプリ名電子黒板写真台帳工程管理チャット電子納品LINE連携無料プラン
Anymore施工管理
蔵衛門××
PRODOUGU××××
Photoruction××
Spider Plus××
SiteBox×××
eYACHO×××
ANDPAD×

◎:基本機能として提供 ●:オプション機能(追加料金) △:制限付き無料 ×:非対応 −:要確認

※LINE連携に対応しているのはAnymore施工管理のみです。

まとめ

本記事では、電子黒板アプリおすすめ8選を無料・写真連携対応で徹底比較しました。

電子黒板アプリを選ぶ際は、国土交通省認可・J-COMSIA対応の確認、写真管理以外の機能、料金体系と隠れたコストの3点を必ずチェックしましょう。

選び方のポイントまとめ:

  • 中小建設会社、オールインワンで使いたい → Anymore施工管理
  • 写真管理に特化、電子納品重視 → 蔵衛門、PRODOUGU
  • 大規模プロジェクト、BIM/CIM連携 → Photoruction、Spider Plus
  • 土木工事特化 → SiteBox、PRODOUGU
  • 手書きメモを重視 → eYACHO
  • すでにANDPAD導入済み → ANDPAD(オプション追加)

迷った場合は、まずは無料トライアルで実際に試してみることをおすすめします。

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中小建設会社で電子黒板アプリを初めて導入する場合は、Anymore施工管理がおすすめです。

  • 電子黒板が基本機能として搭載(オプション料金なし)
  • 業界唯一のLINE連携で誰でも使いやすい
  • 初期費用0円、外部メンバー費用0円で隠れたコストなし
  • ✅ 電子黒板だけでなく施工管理機能も充実
  • ✅ 1ヶ月の無料トライアルで十分に試せる

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