「KANNAの評判は実際どうなの?」「無料プランと有料版の違いは?」「導入して本当に効果がある?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、KANNAの評判・口コミを徹底調査し、無料プランの機能、有料版との違い、導入事例、メリット・デメリットを解説します。特に、多くの主要機能がオプション(有料追加)である点について詳しく解説していますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
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KANNAとは?基本情報
KANNA(カンナ)は、株式会社アルダグラムが提供する現場DXサービスです。工具の「鉋(かんな)」のように、事務作業や移動、コミュニケーションの手間を削り、作業の生産性を最大化するというコンセプトで開発されました。
| サービス名 | KANNA(カンナ) |
| 運営会社 | 株式会社アルダグラム |
| 設立 | 2019年5月 |
| 導入社数 | 70,000社以上(2025年7月時点、無料版含む) |
| App Store評価 | ☆4.5(2023年7月時点、施工管理アプリNo.1) |
| 対応業種 | 建設業、不動産業、製造業など |
| 対応端末 | PC、スマホ(iOS/Android)、タブレット |
KANNAの料金プラン|無料プランと有料版の違い
KANNAは初期費用0円で導入できる施工管理アプリです。ただし、多くの主要機能がオプション(有料追加)となっている点に注意が必要です。
料金体系
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円(導入サポート含む) |
| 月額費用 | プランにより異なる(要問い合わせ) |
| オプション費用 | 追加機能に応じて変動(主要機能も有料オプション) |
| 協力会社アカウント | 全プラン無制限・無料 |
| 無料トライアル | 14日間(オプション機能も含む) |
プランと容量制限
| プラン | 容量 |
|---|---|
| フリー(無料トライアル) | 5GB |
| ライト | 200GB |
| ベーシック | 400GB |
| エンタープライズ | 1,000GB |
【重要】基本機能とオプション機能の違い
KANNAでは、施工管理に欠かせない多くの機能が「オプション(有料追加)」となっています。有料のライトプラン以上でも、以下の機能にはオプション料金が発生するため、導入前に必ず確認しましょう。
| 機能 | 基本プラン | 備考 |
|---|---|---|
| 案件管理 | ◯ 無料 | 案件一覧、カレンダー、ボード形式で管理可能 |
| 写真・資料管理 | ◯ 無料 | 保存期間制限なし |
| チャット機能 | ◯ 無料 | 現場ごとのグループチャット |
| 日報・作業報告 | ◯ 無料 | 作業開始・終了報告 |
| カレンダー共有 | ◯ 無料 | メンバーの予定把握 |
| 写真台帳 | ◯ 無料 | — |
| 以下はオプション機能(有料追加) | ||
| 工程表(工程管理) | ● オプション | 有料プランでも別途料金発生 |
| 電子黒板 | ● オプション | 有料プランでも別途料金発生 |
| KANNAレポート(帳票作成) | ● オプション | 報告書テンプレートのカスタマイズ |
| データ入出力(CSV) | ● オプション | 有料プランでも別途料金発生 |
| カスタマイズ設定 | ● オプション | 案件・顧客・物件情報を自社仕様に変更 |
| API連携 | ● オプション | 基幹システムとの連携 |
| セキュリティ強化 | ● オプション | 2段階認証、監査ログ、IP制限 |
| 以下は機能なし | ||
| 見積・請求管理 | × 非対応 | — |
| 原価管理 | × 非対応 | — |
| 受発注管理 | × 非対応 | — |
| 検査機能 | × 非対応 | — |
| LINE連携 | × 非対応 | — |
| Googleカレンダー連携 | × 非対応 | — |
⚠️ 注意点:ライトプラン(有料)以上でも、工程表・電子黒板・データのエクスポート/インポート・カスタマイズ設定などの主要機能にはオプション料金が発生します。「基本機能無料」の言葉だけで判断せず、必要な機能がオプションかどうかを事前に確認することをおすすめします。
KANNAの主な機能
KANNAには、現場管理に必要な基本機能が搭載されています。ただし、工程表作成や電子黒板など、現場で頻繁に使う機能の多くがオプション扱いとなっています。
| 機能 | 区分 | 内容 |
|---|---|---|
| 現場管理 | 基本 | 案件一覧・カレンダー・ボードで複数現場を一元管理 |
| 写真・資料管理 | 基本 | 写真アップロード、図面・資料のクラウド保存、書き込み機能 |
| チャット機能 | 基本 | 現場情報に紐づくチャット、グループチャット |
| 日報・作業報告 | 基本 | 作業開始・終了報告、進捗状況の把握 |
| カレンダー共有 | 基本 | メンバーの予定をカレンダー形式で管理 |
| 工程表作成 | オプション | テンプレートから工程表を作成・共有 |
| KANNAレポート | オプション | テンプレートを使った報告書作成 |
| 電子黒板 | オプション | 現場写真への電子黒板機能 |
KANNAの良い評判・口コミ
実際にKANNAを利用している企業の良い評判・口コミを紹介します。
操作がシンプルで使いやすい
「マニュアルがなくても使えて、社内共有には最適。」
「アプリのUIがシンプルな作りとなっているため、操作も難しくなく使いやすい。」
情報共有がスムーズになった
「電話やメールを主としていた情報共有をKANNAに一本化した結果、電話にかかっていた時間が削減できた。1日の電話連絡の時間が最大約2時間削減された。」
「取引業者との情報共有がスムーズになり、トラブル防止に役立っています。」
外出先でも資料を確認できる
「外出先から現場の様子を確認できるので、イメージを膨らませてから現場に入れる。」
「設計図も仕様書もアプリから確認できる。スマホをスピーカーにした状態で、ほんの数タップで難なく資料を開けます。」
アップデートが頻繁
「アップデートが頻繁にされているので、以前に比べるとだいぶ使いやすくなった。」
KANNAの悪い評判・口コミ

KANNAには、以下のような悪い評判・口コミもあります。
職人さんへの浸透が難しい
「チャットはギリギリ行けましたが、乗り越えていただくハードルが結構高く、工事に関わっている方全員にやっていただくという点で弊社の職人さんたちはLINEは出来てもKANNAの対応まで行かなかったので断念しました。」
ITに不慣れな職人さんへの浸透には時間がかかることがあるようです。KANNAにはLINE連携機能がないため、LINEに慣れている職人さんには導入のハードルが高いケースがあります。
オプション機能を追加すると費用がかさむ
「使っているとあれもできると、これもできると、と思ってしまうんですね。そこはやっぱりオプション追加。使用料は上がってしまいます。」
基本機能は無料ですが、工程表・電子黒板・データ入出力・カスタマイズ設定など、現場で必要な機能の多くがオプションとなっています。必要な機能を見極めて導入することが重要です。
アプリの動作が不安定なことも
「アプリの動作が不安定になることがあったので、改善してほしい。」
通信環境によってはアプリの動作が不安定になることがあるようです。ただし、頻繁なアップデートで改善されているとの声もあります。
KANNAのメリット
KANNAを導入するメリットは以下の通りです。
メリット①:初期費用0円で始められる
KANNAは初期費用0円で導入できます。施工管理アプリの中でも初期費用無料のアプリは少ないため、コストを抑えて導入したい企業にとって大きなメリットです。
メリット②:協力会社のアカウントが無制限・無料
協力会社は何社・何人でも無料で招待可能です。一般的なID課金制アプリと異なり、追加コストを気にせず関係者全員で情報共有できます。
メリット③:App Store評価No.1の使いやすさ
App Store評価☆4.5(2023年7月時点)で、施工管理アプリの中でNo.1の評価を獲得。ITツールに不慣れな方にもシンプルで使いやすい設計が特徴です。
メリット④:14日間の無料トライアル
14日間の無料トライアル期間中は、オプション機能も含めて試用可能です。本格導入前に自社に合うかどうかを確認できます。
メリット⑤:サポート体制が充実
専任の担当者がつき、オンラインでの操作説明会やカスタマイズの代行作業など、手厚いサポートを受けられます。毎月無料セミナーも開催しています。
KANNAのデメリット
KANNAを導入するデメリットは以下の通りです。
デメリット①:主要機能の多くがオプション(有料追加)
KANNAの最大の注意点は、施工管理に必要な多くの機能がオプションとなっていることです。具体的には、工程表(工程管理)、電子黒板、データの入出力(CSV)、カスタマイズ設定などが有料オプションとなっています。
有料のライトプラン以上でも、これらの機能にはオプション料金が別途発生します。「基本機能無料」という言葉に惹かれて導入すると、実際に使いたい機能に追加料金がかかり、想定以上のコストになる可能性があります。
デメリット②:見積・請求・原価管理は非対応
KANNAは現場管理に特化したアプリのため、見積・請求・原価管理機能がありません。これらの機能を求める場合は、別のアプリを検討する必要があります。
デメリット③:LINE連携・Googleカレンダー連携に非対応
KANNAにはLINE連携機能がありません。LINEに慣れている職人さんにアプリを使ってもらうには、別途KANNAの操作を覚えてもらう必要があり、浸透に時間がかかるケースがあります。
また、Googleカレンダー連携にも対応していないため、既存のスケジュール管理ツールとの連携が難しい場合があります。
デメリット④:検査機能がない
品質管理に欠かせない検査機能がありません。検査記録のデジタル化を求める場合は、他のアプリを検討した方がよいでしょう。
KANNAの導入事例
KANNAを導入した企業の事例を紹介します。
導入事例①:電話連絡時間を1日最大2時間削減
ある企業では、これまで電話やメール、FAX、対面でやり取りしていた協力会社とのコミュニケーションをKANNAに一本化。1日の電話連絡の時間が最大約2時間削減され、現場にも時間的な余裕が生まれ、施工品質に加えて精度も向上しました。
導入事例②:情報共有の効率化と属人化を解消
ある企業では、店舗開発の進捗管理表作成・更新・メール共有の手間を軽減し、情報共有の属人化を解消することに成功。「親子案件機能」により、全体把握と必要情報の認識を向上させられました。
導入事例③:顧客情報の一元管理を実現
Excelでの管理に限界を感じていた企業では、KANNA導入により、顧客情報、画像資料、コミュニケーション履歴などを一元管理できるようになりました。
KANNAはこんな会社におすすめ
KANNAは以下のような会社におすすめです。
- ✅ 初期費用を抑えて導入したい会社
- ✅ 協力会社が多く、情報共有を効率化したい会社
- ✅ 写真管理・チャット機能がメインで十分な会社
- ✅ まずは無料で試してみたい会社
- ✅ オプション費用をかけてでもカスタマイズしたい会社
KANNAが向いていない会社
一方、以下のような会社にはKANNAが向いていない可能性があります。
- ❌ 見積・請求・原価管理も一元化したい会社(機能なし)
- ❌ ITに不慣れな職人が多く、LINEで連携したい会社(LINE連携なし)
- ❌ 工程表や電子黒板を追加費用なしで使いたい会社(オプション料金発生)
- ❌ 検査機能を使いたい会社(機能なし)
- ❌ Googleカレンダーと連携したい会社(連携なし)
まとめ
本記事では、KANNAの評判・口コミ、無料プランと有料版の違い、メリット・デメリットを解説しました。
KANNAの特徴まとめ:
- 初期費用0円、協力会社アカウント無制限・無料
- App Store評価☆4.5で使いやすさNo.1(2023年7月時点)
- 工程表・電子黒板・データ入出力・カスタマイズ設定などはオプション(有料プランでも別途料金発生)
- 見積・請求・原価管理・検査機能は非対応
- LINE連携・Googleカレンダー連携は非対応
KANNAは、初期費用を抑えて導入したい会社や、写真管理・チャット機能をメインで使いたい会社には適しています。一方、「基本機能無料」に惹かれて導入すると、実際に必要な機能がオプション料金の対象となり、想定以上のコストがかかる可能性があります。導入前に必要な機能とその料金を確認することをおすすめします。
オプション料金なしで工程管理・LINE連携を使いたいなら|Anymore施工管理
KANNAのオプション料金が気になる方、見積・請求・原価管理も一元化したい方には、Anymore施工管理がおすすめです。

- ✅ 初期費用0円、外部メンバー費用0円でコストを抑えられる
- ✅ LINE連携機能でITに不慣れな職人さんでも使いやすい(業界初)
- ✅ Googleカレンダー連携で既存のスケジュール管理と統合可能(業界初)
- ✅ 工程管理・電子黒板・検査機能が基本機能として利用可能(オプション料金なし)
- ✅ 案件管理・工程管理・報告・検査・写真・図面・発注・請求・見積もり・予算管理まで一括管理
- ✅ 月額15,000円〜のリーズナブルな料金
- ✅ 1ヶ月の無料トライアルで試せる

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