「工程表ソフトを導入したいけど、どれを選べばいいかわからない」「ネットワーク工程表に対応したソフトが欲しい」「マイルストーン管理や共有機能が充実したものを探している」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、工程表ソフトの選び方を徹底解説します。選定ポイント、機能比較、おすすめソフトまで紹介しますので、自社に最適なソフト選びの参考にしてください。
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工程表ソフトとは?
工程表ソフトとは、工事の工程表を作成・管理するためのソフトウェアです。建設現場の進捗管理や工程管理、写真・図面管理、日報作成などをソフト上で効率的に行えます。
工程表ソフト導入のメリット
工程表ソフトを導入することで、以下のメリットが得られます。
- 作成時間の短縮:ドラッグ&ドロップで簡単に工程を作成・調整
- リアルタイム共有:現場スタッフや関係者と即座に情報共有
- スマホ・タブレット対応:現場からも確認・更新が可能
- ミス・手戻りの削減:最新情報を全員で共有することで連携がスムーズに
- 工期遅延の防止:進捗状況を可視化し、遅延を早期発見
工程表ソフトのタイプ
工程表ソフトは、大きく2つのタイプに分けられます。
①工程表作成に特化したタイプ
工期の自動計算や、出来高・進捗の詳細表示など、工程表作成業務の効率化を重視したタイプです。複雑な書式やデータ計算が求められる工事を手掛ける場合におすすめです。
②施工管理全体をカバーするタイプ
工程表作成だけでなく、写真管理、図面管理、報告書作成、原価管理なども含めた総合的な施工管理が可能なタイプです。業務全体の効率化を図りたい場合におすすめです。
工程表ソフトの選び方|8つのポイント
自社に最適な工程表ソフトを選ぶためのポイントを解説します。
ポイント①:操作性・使いやすさ
操作が難しいと、現場での利用が定着しません。以下の点をチェックしましょう。
- 現場職人でも直感的に使えるインターフェースか
- ドラッグ&ドロップで工程を調整できるか
- スマホ・タブレット対応しているか
- ITに不慣れな人でも使いこなせるか
無料トライアルがあれば、実際に使用感を試してから導入を検討しましょう。
ポイント②:対応している工程表の種類
作成したい工程表の種類に対応しているかを確認しましょう。
- バーチャート工程表:最も基本的な工程表
- ガントチャート工程表:進捗率を視覚的に表示
- ネットワーク工程表:作業の依存関係を表現、クリティカルパスを把握
- 曲線式工程表:出来高累計曲線やバナナ曲線で進捗管理
大規模工事や複雑な工事を手掛ける場合は、ネットワーク工程表やクリティカルパスに対応しているソフトを選ぶと良いでしょう。
ポイント③:マイルストーン管理機能
プロジェクトの重要な節目(マイルストーン)を管理できる機能があるかを確認しましょう。
- 基礎工事完了、上棟、中間検査、竣工、引渡しなどの重要日程を設定
- マイルストーンを目立つように表示
- マイルストーンに向けた進捗を管理
ポイント④:共有・コミュニケーション機能
関係者との情報共有がスムーズにできるかを確認しましょう。
- リアルタイムの共同編集:複数人で同時に編集できるか
- ゲストユーザーの閲覧機能:ソフトを持っていない協力会社も閲覧可能か
- チャット・コメント機能:工程表上でやり取りできるか
- 通知機能:変更があったときに通知が届くか
ポイント⑤:横断工程表(全体工程表)の有無
現場だけでなく全体的な把握が必要な場合は、横断工程表(全体工程表)の機能があるかを確認しましょう。
横断工程表があれば、以下のことが可能になります。
- 複数現場の工程を一覧表示
- 職人の空き状況を把握
- 現場監督の進捗状況を横断的に確認
- 全体のスケジュール感を視覚的に把握
ポイント⑥:他システム・外部ツールとの連携
自社で使用している他のシステムや外部ツールと連携できるかを確認しましょう。
- エクセル連携:エクセルへのエクスポート・インポートが可能か
- 会計ソフト連携:原価管理や請求業務と連動できるか
- カレンダー連携:Googleカレンダーなどと同期できるか
- API連携:既存の業務システムやBIツールと統合できるか
協力業者に工程表を共同作成してもらう場合は、エクセルなどの汎用ツールとの連携・出力ができるソフトを選ぶと便利です。
ポイント⑦:料金体系
総コストで比較することが重要です。
- 初期費用:導入時にかかる費用
- 月額費用:毎月かかるランニングコスト
- ユーザー数課金:利用人数に応じて料金が変わるか
- 無料プラン:無料で使える範囲があるか
初期費用が安くても月額費が高額になるケースもあるため、長期的なコストを試算して比較しましょう。
ポイント⑧:サポート体制
導入後のサポートが充実しているかを確認しましょう。
- 導入サポート:初期設定や操作説明を受けられるか
- 操作方法のサポート:不明点をすぐに解決できるか
- 動画マニュアル:自習できる教材があるか
- 対応速度:問い合わせに即時対応してもらえるか
操作に慣れるまでは現場社員への負荷がかかるため、サポートが充実しているソフトを選ぶと安心です。
クラウド型とオンプレミス型の違い
工程表ソフトにはクラウド型とオンプレミス型(パッケージ型)があります。
クラウド型
インターネット経由でソフトを利用する形式です。
メリット:
- 初期費用が比較的低い
- どこからでもアクセス可能
- 自動でバックアップ・アップデート
- 導入が短期間で可能
デメリット:
- 月額費用が継続的に発生
- インターネット環境が必要
オンプレミス型(パッケージ型)
自社のパソコンにソフトをインストールして利用する形式です。
メリット:
- 買い切りで長期的にはコスト削減になる場合も
- オフラインでも利用可能
- カスタマイズの自由度が高い
デメリット:
- 初期費用が高額になりやすい
- 現場からのアクセスが困難
- バックアップは自己責任
現場からも工程表を確認・編集する場合は、クラウド型を選ぶのがおすすめです。
おすすめ工程表ソフト比較
建設業向けのおすすめ工程表ソフトを紹介します。
①Anymore施工管理

特徴:
- 業界で最もシンプルで使いやすい施工管理アプリ
- 中小規模の施工会社向けに多機能を提供
- 案件管理、工程管理、カレンダー、報告、検査、写真、資料・図面、発注、請求、見積もりまで一元管理
- LINE連携・Googleカレンダー連携機能を搭載
- ドラッグ&ドロップで簡単操作
料金:初期費用0円、外部メンバー費用0円、月額15,000円〜
おすすめの企業:中小規模の施工会社、シンプルで使いやすいツールを求める企業
②ANDPAD(アンドパッド)

特徴:
- 建設業界シェアNo.1の施工管理アプリ
- 工程表、写真管理、図面管理、チャット機能など豊富な機能
- 大手から中小まで幅広い導入実績
- ネットワーク工程表の作成にも対応
料金:要問い合わせ
おすすめの企業:大規模な導入実績を重視する企業、総合的な施工管理を求める企業
③KANNA(カンナ)

特徴:
- 初期費用無料で利用開始可能
- スケジュール管理、図面管理、チャット機能など搭載
- 建設業だけでなく製造業、物流業にも対応
- 現場の情報を見える化しクラウドで一元管理
料金:初期費用無料、月額費用は要問い合わせ
おすすめの企業:初期費用を抑えたい企業、施工管理に特化したソフトを求める企業
④現場ポケット

特徴:
- シンプルな設計でデジタル化に慣れていない企業でも使いやすい
- アルバム機能、日報機能、報告書機能を搭載
- 最大2ヶ月間の無料トライアルあり
- 施工管理の生産性向上に特化
料金:要問い合わせ(2ヶ月間無料トライアルあり)
おすすめの企業:ITに不慣れな現場が多い企業、まずは無料で試したい企業
⑤アイピア

特徴:
- 建築業向けの業務管理システム
- 顧客管理、見積、原価管理、工程表、出面管理、写真管理、経営分析など多機能
- 工事に関する情報を一括で管理
- 導入後のサポートが充実
料金:要問い合わせ
おすすめの企業:工程管理だけでなく業務全体を効率化したい企業、リフォーム・工務店
工程表ソフト比較表
紹介したソフトの主な機能を比較表にまとめました。
| ソフト名 | タイプ | ネットワーク工程表 | スマホ対応 | 初期費用 |
|---|---|---|---|---|
| Anymore施工管理 | クラウド | △ | ◎ | 0円 |
| ANDPAD | クラウド | ◎ | ◎ | 要問い合わせ |
| KANNA | クラウド | △ | ◎ | 0円 |
| 現場ポケット | クラウド | △ | ◎ | 要問い合わせ |
| アイピア | クラウド | △ | ◎ | 要問い合わせ |
導入前にチェックすべきこと
工程表ソフトを導入する前に、以下の点を確認しておきましょう。
①無料トライアルで使用感を確認
多くのソフトは無料トライアルを提供しています。実際に操作してみて、自社の現場で使いやすいかを確認しましょう。
②現場スタッフの意見を聞く
実際に工程表を使うのは現場スタッフです。導入前に現場の意見を聞き、定着しやすいソフトを選びましょう。
③導入効果とコストを試算
ソフト導入によって削減されるコストや解決される課題を洗い出し、ソフトの費用と比較しましょう。
④協力会社との連携を考慮
協力会社に工程表を共有する場合、ゲストユーザー機能やエクセル出力機能があるかを確認しましょう。協力会社にソフトの導入を強いるわけにはいかないため、汎用的なフォーマットで共有できることが重要です。
まとめ
工程表ソフトを選ぶ際は、操作性、対応する工程表の種類、共有機能、料金体系、サポート体制などを総合的に比較することが重要です。
本記事のポイント:
- 工程表ソフトは「工程表作成特化型」と「施工管理全体カバー型」の2タイプ
- 選定ポイントは操作性、対応工程表、マイルストーン管理、共有機能、料金、サポート
- 現場からも使うならクラウド型がおすすめ
- ネットワーク工程表やクリティカルパスが必要なら対応ソフトを選ぶ
- 無料トライアルで実際の使用感を確認してから導入を決める
まずは無料トライアルから試して、自社に最適なソフトを見つけてください。
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- ✅ LINE連携:職人さんへの連絡もLINEでスムーズに
- ✅ Googleカレンダー連携:普段使っているカレンダーと自動同期
- ✅ スマホ・タブレット対応:現場からも進捗を確認・更新可能
- ✅ リアルタイム共有:変更は即座に全員に反映
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