内装工事とは

内装工事とは?種類・費用相場・建設業許可をわかりやすく解説

「内装工事って具体的に何をするの?」「どんな種類があるの?」「費用はどのくらいかかる?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。内装工事は店舗やオフィス、住宅のリフォームなど、建設業の中でも特に需要の高い工事のひとつです。

本記事では、内装工事の種類・費用相場・建設業許可について徹底解説します。見積書の作成や業者選びに役立つ知識をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

内装工事とは?

内装工事(ないそうこうじ)とは、建物の内部を装飾・機能化する工事のことです。具体的には、天井や壁の仕上げ、床材の張り替え、間仕切りの設置など、建物内部の空間を作り上げる工事全般を指します。

建設業法上は「内装仕上工事業」として分類され、29ある建設業許可業種のひとつに数えられます。

内装工事と建築工事の違い

内装工事と建築工事の最大の違いは、ゼロから建てるかどうかという点です。

項目内装工事建築工事
対象建物の内部(室内空間)建物全体(構造含む)
範囲仕上げ・装飾が中心基礎から屋根まで
許可業種内装仕上工事業建築一式工事業
主な工事壁・床・天井の仕上げ、間仕切りなど新築、大規模改修など

内装工事は既存の建物内部の仕上げを行うのに対し、建築工事は建物そのものを新築・改築する工事を指します。

内装工事の種類

内装工事には様々な種類があります。国土交通省の建設業許可事務ガイドラインに示されている主な工事を解説します。

①軽鉄工事(LGS工事)

軽量鉄骨(LGS)を使用して、壁・間仕切り・天井などの骨組みを作る工事です。鉄筋を組んで骨組みを作り、その上からボードを貼って壁や天井を造ります。内装工事の基礎となる重要な工事です。

②ボード工事

軽鉄工事で作った骨組みに、石膏ボードやプラスターボードを貼り付ける工事です。壁や天井の下地を作る工事で、この上にクロスや塗装などの仕上げを施します。

③クロス工事(壁紙工事)

壁や天井にクロス(壁紙)を貼り付ける工事です。ビニールクロス、織物クロス、紙クロスなど様々な種類があり、空間の雰囲気を大きく左右します。

④床仕上工事

フローリング、タイルカーペット、ビニール床タイル、クッションフロアなどを敷設する工事です。用途や求められる機能に応じて、適切な床材を選定します。

⑤天井仕上工事

天井に仕上げ材(ジプトーン、岩綿吸音板など)を施工する工事です。照明器具や空調機器との調整も必要となります。

⑥間仕切り工事

室内空間を区切るためのパーテーションや間仕切り壁を設置する工事です。オフィスの会議室や店舗のバックヤードなど、空間を効率的に使うために行われます。

⑦たたみ工事

採寸、割付け、畳の製造・加工から敷き込みまでを一貫して行う工事です。和室の内装に欠かせない工事で、新畳・表替え・裏返しなどがあります。

⑧ふすま工事

ふすまの製作・設置・張り替えを行う工事です。建具工事に分類されることもあります。

⑨家具工事

建築物に家具を据え付けたり、現場で加工・組み立てて据え付けたりする工事です。造作家具やカウンターなどが該当します。

⑩防音工事

建築物における通常の防音工事です。ただし、ホール等の音響効果を目的とするような専門的な工事は含まれません。

内装工事の費用相場

内装工事の費用は、物件の状態・業種・工事内容によって大きく異なります。

物件タイプ別の坪単価

物件タイプ坪単価特徴
居抜き物件15万〜50万円前テナントの設備を活用でき、費用を抑えられる
スケルトン物件30万〜80万円一から自由にデザインできるが、費用が高い

業種別の費用相場

業種居抜き物件スケルトン物件
オフィス・事務所10万〜30万円/坪20万〜40万円/坪
飲食店・カフェ30万〜60万円/坪50万〜80万円/坪
美容室・サロン25万〜40万円/坪40万〜70万円/坪
アパレル・雑貨店20万〜30万円/坪30万〜40万円/坪
クリニック・医院40万〜60万円/坪60万〜100万円/坪

飲食店は厨房設備が必要なため費用が高くなりやすく、アパレル店は特別な設備が少ないため比較的安く抑えられます。

費用の内訳

内装工事費用の主な内訳は以下の通りです。

  • 仮設工事費:養生、足場、清掃など(全体の5〜10%程度)
  • 軽鉄・ボード工事費:下地作り(全体の15〜25%程度)
  • 内装仕上工事費:壁・床・天井の仕上げ(全体の20〜30%程度)
  • 建具工事費:ドア、窓など(全体の5〜15%程度)
  • 設備工事費:電気、空調、給排水など(全体の20〜30%程度)
  • 設計費:図面作成など(全体の10〜15%程度)

内装工事と建設業許可

内装工事を行うにあたり、建設業許可が必要かどうかは工事金額によって決まります

許可が必要な場合

1件の工事が税込500万円以上の場合、内装仕上工事業の建設業許可が必要です。

許可が不要な場合(軽微な工事)

以下の「軽微な建設工事」に該当する場合は、建設業許可なしでも施工できます。

  • 1件の請負代金が税込500万円未満の工事

内装仕上工事業の許可要件

内装仕上工事業の建設業許可を取得するには、以下の要件を満たす必要があります。

①経営業務の管理責任者

  • 内装仕上工事業を営む会社で5年以上の役員経験がある
  • または、他の建設業を営む会社で5年以上の役員経験がある

②専任技術者

  • 内装仕上工事業の実務経験が10年以上
  • または、建築施工管理技士(1級・2級)建築士(1級・2級)などの資格保有
  • または、内装仕上げ施工技能士などの技能検定合格

③財産的基礎

  • 自己資本が500万円以上、または500万円以上の資金調達能力があること

内装工事の費用を抑えるポイント

①居抜き物件を活用する

前テナントの設備や内装を活用できる居抜き物件を選ぶことで、工事費用を大幅に抑えられます。特に同業種の居抜き物件は設備をそのまま使えるケースが多いです。

②複数の業者から見積もりを取る

相見積もりを取ることで、適正価格を把握できます。最低でも3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。

③コンセプトを明確にする

工事内容が途中で変わると追加費用が発生します。事前にコンセプトを明確にして、打ち合わせ段階で要望をしっかり伝えましょう。

④優先順位をつける

すべてにこだわると予算オーバーになりがちです。お客様の目に触れる場所にはコストをかけ、バックヤードなどは簡素にするなど、メリハリをつけましょう。

まとめ

本記事では、内装工事の種類・費用相場・建設業許可について解説しました。

内装工事のポイント(まとめ):

  • 内装工事とは:建物内部の空間を仕上げる工事。軽鉄・ボード・クロス・床など多様な工事が含まれる
  • 費用相場:居抜き物件で坪単価15〜50万円、スケルトン物件で坪単価30〜80万円が目安
  • 建設業許可:500万円以上の工事には「内装仕上工事業」の許可が必要
  • 費用を抑えるコツ:居抜き物件の活用、相見積もり、コンセプトの明確化

内装工事は店舗やオフィスの印象を大きく左右する重要な工事です。適切な業者選びと事前の計画をしっかり行い、理想の空間を実現しましょう。

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